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まずは、美容院に向かった。
最近、仕事が忙しくて行けてなかったから俺の髪は伸び放題。
「この髪型じゃプロポーズも決まらないよな・・・」
なんて一人で苦笑いしながら、1カ月程前にオープンしたちょっと小綺麗な美容院へ行ってみた。
美容院の扉を開けると、なぜか俺にクラッカーが鳴らされた。
パーンパーン!!
─────?!
突然のことに唖然と立ち尽くす。
「いらっしゃいませ~!記念すべき100人目のお客様です!!」
・・・・は?
「新装開店して100人目ですよ!ありがとうございます!」
「・・・100人・・・め?」
「お客様には特別なサービスを準備しております!」
店員さんのハイテンションで屈託のない笑顔に少々押されつつ、奥の個室に強引に通された。
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