プロローグ

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ーー放課後の教室、つい先ほどまで笑い声や物音でうるさかった教室はとても静かだった、唯一聞こえるのは外のグランドで声を上げながら練習に励んでる部員たちの声をぐらい、だがそんなもの聞こえないにならないくらい目の前の光景に目を奪われていた。差し込むオレンジ色の日光、風に揺れるカーテン、そして"薔薇姫"、彼女はこちらに気づき、 「貴方、何私を凝視しているの?虫眼鏡で目を焼くわよ」 「へいへい、すいません」 そう、別に俺はこいつに好意を向けていたわけではない、最悪な展開だ!と思っていただけなのだ。
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