一章 薔薇姫

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一章 薔薇姫

俺は平凡な高校生、ではない!よくアニメとか小説で自称平凡や普通とか言ってる奴は大体何らかの事件や出来事に巻き込まれる、どこが普通なんだ!? 改めて俺は片山 響、2002年5月11日19時53分にこの世に誕生した今年で16歳の高校生だ、犬か猫と聞かれたら猫です!突然飼ってます。 俺の愛馬ファイアーサイクロン(自転車)に乗りいつもの通学路を走る、ここで重要なのはヘッドホンだ!俺は友達と登校していないつまりぼっちだ、なので周りの高校生からは楽しそうな笑い声が聞こえてくる、それがなんか俺を笑っているように聞こえるので俺は好きなバンドの曲を聴きながらいつも登校している 学校に着き授業を受け昼休みがやってくる、まぁ分かると思うが1人ではないぞ当たり前だ、けど友達と呼べるのは数人だが高校の昼休み1人は精神にヤバイほどダメージをあたえるしな 「おい、どうしたんだ?急にカッコつけ出して」 「いやなんでもない、それより昨日のテレビ見た?」 俺の友達、渡辺 陽と話しながら昼休みを過ごしていると廊下から違うクラスの男が入ってくる 「おいおい、またかよ」 「そうだな~、さすが薔薇姫」 そう、うちのクラスの薔薇姫こと鈴木蓮香はテレビに出てもおかしくない美少女なのだ、だから入学して1年と2ヶ月間ずっとこの調子で何人もの男が鈴木にアタックしたが全部不発に終わった、しかも「貴方、鏡見たことある?」とか「私、人間としか付き合えないの」とか「………死ね」一番ひどいのは無視だったそうだ、毒舌と美しい容姿、棘と花、それでつけられた名前が薔薇姫だ 「放課後、屋上に来てください!」 「………」 あーあ、無視されてるよ、俺はいくら美女でもあんな怖いやつと付き合いたいとか思わないがな、しかも俺は高校生活を平和に暮らしたいのだ!いくら友達が少なくてもな 「あいつも振られるんだろうな」 「あぁ、」 「………ウインナーもらい!」 「あ!てめぇ汚ねぇ!」 「ちゃんと反応しない響が悪いんだぜ」 「じゃあ、お前のハンバーグよこせーー」
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