一章 薔薇姫

4/5
前へ
/19ページ
次へ
朝起きて飯を食べていつもの時間に家を出て学校に着く、いつもと違うのは…気分だ いつも通りクラスはにぎわい薔薇姫もいたが目を合わせないように自分の席に行くと陽が近づいてきた 「よっ!昨日はスマホあったのか?」 「…あぁ、あったよ」 そのせいで奴隷になってしまったけどな、なんでスマホなんて忘れたんだろう 「おい響目が死んでるぜ、なんかあったのか?」 「…いや、大丈夫だ」 「全くそうには見えないんだが、まぁなんかあったら言えよ」 「おう」 陽よ、君は親友だ! 「そういや薔薇姫がお前のこと呼んでたぜ、昼に屋上来いってさ」 陽よ、お前はクソ野郎だ 「俺昼に先生に呼ばれてた気がする」 「大丈夫、俺がお前に変わって行ってやるよ」 ニカッ! めっちゃいい奴だけど今はめっちゃムカつく〜!余計なことはしなくていいんだよ! 「おーい、てめぇーら座れー、HRはじめっぞー」 担任の田中祥子先生25歳(独身)顔はいいんだけどなぁ性格がダメな先生がだるそうにHRを始める 「おい片山、この後先生のとこに来るように」 「え?」 俺何かしたっけ?HRが終わり先生の元に行くと何やらみんなの前じゃ話せないようで廊下に出た 「おい片山、お前…」 「え、な、なんですか?」 近い近い、てか顔がめっちゃ怖い、だから結婚できないんじゃないの?! ドン!っと壁ドンされる俺 「さっき私のこと結婚できない奴、ていう目で見ていたな」 なんでわかんの?いやまじで、怖いんですけど 「あ、えーーっと、はいおもって「ふん!」ぐはぁ!!」 先生の左フックが顔面に炸裂、これは痛い! 「あー、スッキリした」 と言ってスッキリした顔の先生は帰っていった、えっ、それだけ? 教室に帰って陽が何があったのか聞いてくる 「ドンマイ」ニカッと笑う陽、こういう笑顔たまにムカつく ☆ 「あーやっと昼だぜ、中庭に行って昼寝でもしようかな」 そうそう、こんな天気のいい日には外で昼寝が一番だ、ははははは 「響、薔薇姫さんが呼んでるぜ」 「片山君、屋上に行くわよ」 ははは……、ダッシュ! 「あ、逃げた」 「逃がさないわ」 はい、すぐ捕まりました、いやいや足速や! 「ありがとう渡辺君、じゃあね」 「どういたしまして、、、さて先生のとこに行くか」
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加