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おそらのむこう
あるひのよる、おとこのこはおとうさんとよるのおそらをみあげていました。
おとうさんはあれは◯◯、あっちは◯◯
というけど、ボクにはみてもまだよくわからない。
『おおくまざ』とか『ごぐまざ』っていっているのはわかるよ。
だって、ボクようちえんのさくらぐみさんだもん。
でもくまさんがどうしておそらにいるのかな?
あとボクがようちえんにいっているときは、おほしさまはどこにいるの?
おとうさんはおしえてくれたよ。
おそらのくまさんたちもボクがなにしているのか、おそらのむこうでニコニコとボクをみながらかがやいているよって。
それからね、あとなんにちかしたら『りゅうせいぐん』がみれるんだって。
それはなに?ってきいたら、おほしさまがたくさんながれるんだよって。
ながれちゃうの?ってきいたら、
『よるのおそらでほしたちがおっかけっこをするんだよ』
っていったんだ。
ふぅ~ん、そうなんだ。
あしたようちえんにいったらみんなにおしえようっと。
『さあ、もうなかにはいろう』
っておとうさんがいうから、おへやにはいるとテーブルのうえにほんがあったよ。
『おそらのむこう』ってかいてある。
ボクにもわかるようにおほしさまのえがいっぱい。
さっきおとうさんがいっていた『おおぐまざ』のえもかいてある。
これならボクにもわかるかも…。
あした、みんなにじまんするんだ。
おとうさんがボクにくれたほんだもん。
いっぱいおべんきょうして、おそらのむこうのほしをみにいくんだ。
そして、おそらのくまさんとおはなしするんだ。
おしまい
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