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学校帰り、家、僕はいつも通りFINAL FANTASY Ⅵを始めた。
あー、コルツ山のボス倒せない。僕はコマンド入力が苦手だ。
こんなことやってる人は、僕だけだ。
みんなは、ポケモン。
目潰れポケモン。
fuck you very much.
──────
気づいたら今年も数か月が経って、僕だけがカレンダーにおいてけぼりにされて、地球も回る。
いつになったら追いつけるんだろう。
目をつぶって見える未来。
みんなはキラキラしてるのかな?
僕は、どう頑張っても目を閉じて見える未来は、綺麗な過去に勝てない。
だから、走って走って加速して、虚しく続く今日を、生きて、虚しく虚しく虚しくて………走って加速して未来をさっさと綺麗な過去にしてやる。
──────
13歳のときに聴いた音楽、今も聴いてるよ。
君が笑いながら言った「20歳超えても私たちこんな感じなのかな?」って言葉を覚えている。
僕は変わらないよ。
君はどう?
元気なら僕は嬉しいよ。
──────
13歳のときに夢見た23歳とは程遠いものになった。
本気で努力してこなかった罰だ。
僕は今年で23歳、顔が少しやつれてるなんてふざけ半分で言ってみる。
何も残らない 空気
青く輝く部屋
終わる
──────
君を追いかけて
月日に抜き去られて
君を見失って
全てを失った
夏になったら好きな音楽をかけてどこまでも行こう
夏になったら
夏が来たら
──────
ふざけるのは県民性だけにしろ。
なんだ!ここの食べ物は全部味が濃いじゃないか!
味覚障害者の僕は、店内で怒鳴ってる。
右手に金槌、左手に鎌
全部他人のせいにしちゃえ!
楽になろう!
全ては終わったんだ!
──────
レコードプレーヤーが壊れた。
33回転はより遅く、ゆっくり回る。
僕の耳に届く前にこの世が終わるんじゃないか。
僕の耳が、僕の頭はおかしいのか?
助けてくれ。
──────
いつも一緒に笑いあった。
しょうもないことで喧嘩もした。でも、結局笑ってる君がそばにいた。
今は寒いよ。もう4月なのに
君がいなくなって数か月。
また笑えるのかな
一緒に見た梅はもう無いよ
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