Ohoka HeyHachi-Low

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
学校帰り、家、僕はいつも通りFINAL FANTASY Ⅵを始めた。 あー、コルツ山のボス倒せない。僕はコマンド入力が苦手だ。 こんなことやってる人は、僕だけだ。 みんなは、ポケモン。 目潰れポケモン。 fuck you very much. ────── 気づいたら今年も数か月が経って、僕だけがカレンダーにおいてけぼりにされて、地球も回る。 いつになったら追いつけるんだろう。 目をつぶって見える未来。 みんなはキラキラしてるのかな? 僕は、どう頑張っても目を閉じて見える未来は、綺麗な過去に勝てない。 だから、走って走って加速して、虚しく続く今日を、生きて、虚しく虚しく虚しくて………走って加速して未来をさっさと綺麗な過去にしてやる。 ────── 13歳のときに聴いた音楽、今も聴いてるよ。 君が笑いながら言った「20歳超えても私たちこんな感じなのかな?」って言葉を覚えている。 僕は変わらないよ。 君はどう? 元気なら僕は嬉しいよ。 ────── 13歳のときに夢見た23歳とは程遠いものになった。 本気で努力してこなかった罰だ。 僕は今年で23歳、顔が少しやつれてるなんてふざけ半分で言ってみる。 何も残らない 空気 青く輝く部屋 終わる ────── 君を追いかけて 月日に抜き去られて 君を見失って 全てを失った 夏になったら好きな音楽をかけてどこまでも行こう 夏になったら 夏が来たら ────── ふざけるのは県民性だけにしろ。 なんだ!ここの食べ物は全部味が濃いじゃないか! 味覚障害者の僕は、店内で怒鳴ってる。 右手に金槌、左手に鎌 全部他人のせいにしちゃえ! 楽になろう! 全ては終わったんだ! ────── レコードプレーヤーが壊れた。 33回転はより遅く、ゆっくり回る。 僕の耳に届く前にこの世が終わるんじゃないか。 僕の耳が、僕の頭はおかしいのか? 助けてくれ。 ────── いつも一緒に笑いあった。 しょうもないことで喧嘩もした。でも、結局笑ってる君がそばにいた。 今は寒いよ。もう4月なのに 君がいなくなって数か月。 また笑えるのかな 一緒に見た梅はもう無いよ
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!