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宗之達の精鋭部隊が城に雪崩れ込むと、城はもう混乱に陥った。
しかし、その混乱を鎮めるために王都の守護兵3000人とゲレーロの用心棒であるセペダが動き出す。
守護兵はただちにクック大将軍の兵を倒しに行くがセペダは乗り気では無い。
「下らぬ。女王だのゲレーロだの国だの、そんな事に俺は興味がない。」
「では何に興味があるのだ?」
やる気無さげに言うセペダに巨漢の甲冑を着たオっさんは話し掛ける。
「そりゃ強者との戦いよ。俺は天下無双ゆえ弱者との戦いはつまらぬ。」
「だが、貴様より強そうな男が城に入ってきたぞ?」
「それはクックの事か?」
「フッフッフ。クックな訳がないだろう。クックの軍の先頭にいる珍しい鎧兜を装備した男だ。遠目で見ていたが間違いなく強いぞ」
それを聞くなりセペダは動き出す。
「そうか・・・。滾るじゃねぇか・・・。ありがとよカミネロ大将軍」
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