遅れて現れた女神

1/9
444人が本棚に入れています
本棚に追加
/160ページ

遅れて現れた女神

月光の言葉に宗之は反応した。 (こいつが女神だとっ・・・?現れるなら一番最初に現れるべきだろ!?) 宗之は口にはしないが女神の対応の仕方が気にいらなかった。 「あー、ゴメンゴメン。本当は宗之の前にすぐ現れる予定だったんだけどさ、あまりにも目が覚めるのが遅いもんだから・・・ね。それに私も仕事の事で戻らなきゃ駄目だったから」 「え?俺ってそんなに目覚めるの遅かったのか?」 「ええ、今まで私がこの世界に何人か転生させた人は30分くらいで目覚めたわ。でもあなたは三日間くらい目覚めなかったわ。死体のまま転生させちゃったかと思ったわ。」 軽く冗談を交えながら笑う女神アテナ・・・だっけ?女神だから高圧的で面倒な神かと思ったが全然違うようであった。 「あ、女神さんよぉ!ありがとな!話せるようにしてくれて。お陰で相棒と話せて俺は楽しいぜ!」 「ふふん。話せる刀ってのも面白いと思ったからね!(ドヤッ」
/160ページ

最初のコメントを投稿しよう!