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遅れて現れた女神
月光の言葉に宗之は反応した。
(こいつが女神だとっ・・・?現れるなら一番最初に現れるべきだろ!?)
宗之は口にはしないが女神の対応の仕方が気にいらなかった。
「あー、ゴメンゴメン。本当は宗之の前にすぐ現れる予定だったんだけどさ、あまりにも目が覚めるのが遅いもんだから・・・ね。それに私も仕事の事で戻らなきゃ駄目だったから」
「え?俺ってそんなに目覚めるの遅かったのか?」
「ええ、今まで私がこの世界に何人か転生させた人は30分くらいで目覚めたわ。でもあなたは三日間くらい目覚めなかったわ。死体のまま転生させちゃったかと思ったわ。」
軽く冗談を交えながら笑う女神アテナ・・・だっけ?女神だから高圧的で面倒な神かと思ったが全然違うようであった。
「あ、女神さんよぉ!ありがとな!話せるようにしてくれて。お陰で相棒と話せて俺は楽しいぜ!」
「ふふん。話せる刀ってのも面白いと思ったからね!(ドヤッ」
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