蛍が此処に来る前のお話

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全くの無意識で出た声が 何故か先パイをイラッとさせたみたいで、 めっちゃ雰囲気が(怒)半分(呆れ)半分って感じになって、 飲んでたビール缶を置いて溜め息混じりにオレに言う。 『は?ってお前な~!いつまでも居座れると思うなよ?  俺はお前の為も思って』 そこまで聞いて何でこんな空気なのか理解した。 あ!これめちゃ誤解されてるヤーツ!! 「あ!あ!ちがくて!ちがくて!」 オレは両手をブンッブンに振って 先パイの話を遮る。 『あ?何が』 「先パイ、彼女出来たんすか?」 先パイが目を見開いた後、 照れ臭そうに、でも得意げに鼻をさすった。 あ!ビンゴ!!この反応ビンゴ!!! なんかもらえる?!←
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