蛍が此処に来る前のお話

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「…お!はっけ~ん!!!」 駅から下りて暫くテキトーに歩いてたら、わりと大きめの公園を見付けた。 なんとなくじっと公園の名前を見てみる。 あ。なんか貼ってあるけど……読めねー!まぁいっか! 「ん~…ここ…住めるかなぁ?  この公園、水もあるし…緑もあるし…ワンチャン…」 てか、寝れたら何処でもいいし。 よし!先パイにはテキトーに理由つけてバレないように此処に 『公園はだめぇ!!』 「!?」 えっえっ誰?こわっ! 多分声にも出てたと思う← 急に出て来たから早口で言ってて公園はだめ!以外聞き取れなかった(笑 『お願いだから!もーこの際見るだけでもいーからぁぁぁ!!』 ?もしかして!! 「えっと、オレ馬鹿なんすけど、  オレでも住めそうなとこ紹介してくれるって事っすか?!」 『そう!とにかくこんなお風呂もない所に住んじゃダメ!  おれが拾うからあああぁ!!』 おお!…拾うとかはよく分かんねーけど… 門前払いされてない?!ラッキーじゃんオレ!
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