僕とシロさんの二度目の夜

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「下穿きは穿かないと言っていたのに、今日は穿いているんだな……上も、脱いでいるより余程そそるという自覚はないのか?」 OKが出た事を確信した私は遠慮もなく目の前に晒されたそのスバルの双丘を揉む。うむ、なかなか弾力があっていい尻だ。ついでのように耳を食めば可愛らしい声を上げてスバルは私にしがみついてくる。スバルは本当に耳が弱い。擦り付けるように腰が当たるのだが、感じているのだろう事がよく分かって思わず私はほくそ笑んでしまう。 「あと、ここも好きだろう?」 「はぅ、そこは……」 尻を揉みこむついでとばかりに、尻尾の付根を柔く撫でるとスバルの腰はぴくりと揺れた。それはもう条件反射のように腰が持ち上がってしまうのだろう、恥ずかしそうに頬を染める。 「スバル、腰が揺れているぞ」 「言わないで! 分かってるから!!」 真っ赤に頬を染めたスバルは勝手に腰が動いてしまう事が余程恥ずかしいと見えて、私の胸に顔を埋めた。 私は隠れているのかいないのか分からないような薄く儚い布地越にスバルの割れ目を探り、そこを見つけると指で撫でるように何度も何度も撫でさする。ただでさえ湯気で湿り気を帯びているその布地がだんだんと重く湿っていくのが楽しくて、私が執拗にそこを撫で続けると「シロさん、そこ、いやぁ……」と、スバルから泣きが入った。 「ふむ、嫌か」 いかんいかん、また自分本位に事を進めようとしていた己を反省し、そこから手を放そうとすると「違くて、あのね、ここ……」と、スバルが自分の指でその薄い布地を脇にひっ ぱり自ら秘部を晒して「直接触って」と、彼は囁く。そんなスバルの言葉に私の理性は完全に焼き切れた。 導かれるようにその割れ目に指を伸ばす、その秘部からはとろりと蜜が零れ出していて、私の指がそこに触れたら、更に押し出されるように蜜は溢れ出した。 「んっ……ふぁ」 「煽るなと、言うのに……」 「そんなの、んっふ、してない……ただ、触って欲しいだけ、っって、んんっ」 「それを、煽っていると言うんだよ」 切なげな吐息、我慢も出来ずにスバルの中をぐるりと抉れば、更に蜜は零れ落ちて私の指を絡め取る。その甘美な蜜を味わいたくて指を引き抜き舐め上げたら、またしてもスバルの頬は朱に染まった。 「お前の体液はとても甘いな」 スバルが指を引き抜かれた己の秘部に自身の指を伸ばすのが見て取れた。ふむ、物足りなかったか? それとも恥ずかしがって隠そうとしているのだろうか? だがスバルの指はそのぬめりを確認するように撫でただけでそこを隠そうとする素振りも見られなかったので、これは物足りなかったのだと判断する。 スバルを洗い場へと押し倒し、足を抱え上げその秘部に口付ける。これは堪らないな……留まる事もなく零れ出すスバルの体液に不快な所は何もなく、匂いも味も私をひたすらに魅了する。 「え、やぁ、うそっ……そんなとこっ、ひぁぅ……そんなとこ嗅いじゃ、ダメっ」 「何故だ? とてもいい匂いがするのに。これは私を誘う発情フェロモンだろう?」 瞬間きょとんとしたような表情のスバル。無意識か? 無自覚か? 天然か? これほどまでにあからさまに誘っておいて、そんな表情を見せるのか? 身体は私を求めてここまで発情を見せているのに、本人は気付いていないのか? スバルのそんな所も可愛らしいが、私以外の者にそんな表情を見せてくれるなよ、と思わずにはいられない。 「もう、止めろと言われても止まれない、お前のここは私の子種を欲しがっているのだろう?」 「子種……」 まるで『今初めて気付いた』みたいな顔をするな、なんだか申し訳ない気持ちになるだろうが……だが、続いたスバルの言葉は「うん、ちょうだい、ここにちょうだい。シロさんの子種、たくさん欲しぃ……」で、私はまた悶絶する。 素直か! あどけない顔を見せながらも、そうやって私を誘うスバルのそれは計算ではなく天然なのか? あざとい! だが、もう止まれない! もう、辛抱堪らん! と再びスバルを組み敷いた。いいだろう、望む通りにいくらでも子種を注ぎ込んでやる。 「あっ、あんっ……んっ」 私より一回り以上身体の小さいスバルの中はとてもキツイ。それはスバルも同様なのだろう、少し苦しそうな表情を見せながら喘ぎ声を零している。こんな小さな身体にこんな無理をさせていいものかと思わずにはいられないのだが、そもそも人も半獣人もサイズは大体こんなものでスバルが特別小さい訳ではない。私よりサイズの大きな獣人はいくらもいて、誰もがやっている事だと思えばこれはそれほど無体は仕打ちではないとは思うのだが、その苦しそうなスバルの表情には罪悪感が湧く。 だが、そんな事を考えながら腰を進めていると、ふとある一点でスバルの様子が少し変化を見せた。 「あっ……そこっ」 「んっ……ここが、どうした?」 確認するように腰を揺らすと、苦しそうだったスバルの表情が、戸惑ったような表情に変わり、ぴくりぴくりと痙攣するように腰を揺らす。 「っつ……きつ……あまり、締めるな、身動きが取れない」 「だって、そこっ! っあ、やぁ、揺らしちゃ……」 逃げるようにスバルの身体は動くのだが、それに反して表情は苦しそうと言うよりは何かに戸惑い抗っている様でもあり、その潤んだ瞳にこれはもしかして感じているのか? と、私は執拗にその一点に狙いを定め再度腰を揺する。 「スバルは、ここがいいのか? ここだな?」 「あっ、ダメ、ダメぇ…っ、あぁぁぁ」 その私の勘は外れてはいなかったようで、ぴくぴくと痙攣を続けているスバルの身体とそれに連動するように陰茎からこぷりこぷりと幾度かに分けて白い精液が流れ出し、スバルの腹に張り付いたシャツに零れ落ちる。脱力したようなスバルの細い身体を抱え直し「スバルのいい所がひとつ見付けられたな」と、呟くと、真っ赤に染まった顔のスバルはその潤んだ瞳を恥ずかしそうに逸らした。 適度に力の抜けたスバルの片足を肩に乗せ更にぐいと腰を進める。最奥まではあと少し。どうせなら、一番奥に子種を仕込みたいのはもう種の本能だ。スバルの放った精液を擦り付けるようにシャツを汚す。ぷくりと存在を主張するその小さな突起をシャツの上から甘噛みしたら、いやいやと首を振られた。 「それ、嫌……」 「ダメか?」 「シャツ、痛いから……」 そう言って、自身の手でスバルはシャツの前を持ち上げる。すっかり濡れて肌に張り付いたそれは脱ぐのも大変そうだったので、そのままたくし上げるだけにして再度その小さな胸を直に甘噛みする。すると切ないような喘ぎを零したスバルだったのだが、その声が自分で恥ずかしかったのか、堪えるように自身の指を噛んだ。 「スバル、噛んだら駄目だ、傷がつく」 「でも、声っ、あん、あ……ふぁ」 「私はスバルの声がもっと聞きたいが、スバルが嫌なのだったら私の指を……」 私が片手を差し出すと、スバルは両手でその手を取って私の指に舌を絡めた。なんだろう、これはこれでとてもそそる……キツく噛んでしまわないように、それでも声は押さえたい、そんな風情のスバルの行動がいちいちどうして腰にくる。 声など気にする必要もないのに……何故なら、ここには私とスバルしかいやしない。 「んっ……ん…ふっ」 あぁ、もう我慢できん。少しずつ進めていた腰を一気に推し進めると、スバルの身体はまたビクンと跳ね上がった。その拍子に指を噛まれたが、まぁ、そこまで痛くもないし、傷が付いても名誉の負傷だ。 「あぁっ、スバル……!!」 もうシリウスの名など頭に欠片も出てこなかった。腰を押し付け奥へ奥へと種を流し込む。 これでスバルが子を孕めば名実ともに立派な番になれるだろう。 しばらく腰を押し付け、息を吐く。腕の中のスバルもとろんとした表情で、汗だくだ。汗を流しに来たはずの浴場で汗だくになっていたら本末転倒だな……と思いつつも、止まる事はもう出来ない。そのまま、洗い場でもう1回、汗を流すつもりで湯船で1回、もう湯あたりするとスバルに泣きつかれ、部屋に戻ってもう何回かと、思う存分スバルを堪能して疲れ果てた私達はその日はそのまま砦に泊まった。
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