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「まさか朔夜が貴方に夢中になってしまうなんて……」
「何が何だか……」
「宴の時の、貴方の紳士的な振る舞いが素敵だったと言ってたじゃないか。貴方は本当に完璧だったからねぇ」
心の中で『目にもの見せてくれる』と思っていた事は黙っておいた方がいいんだろうか。
「私も鼻が高い」
「井作さんには妬かないんですか」
「いや〜〜綺麗なものと可愛いものが抱き合う姿はよきものだった〜〜眼福眼福。あ!朔夜となら一緒に銭湯に行ってもよいな〜〜♪」
「……(やっぱりこの人変態だ)……」
でも俺……昔だけど、男役の経験もあるんだけどなー。色んな嗜好の人がいたからなー。いやそもそも男だけどな。
でもまぁ、この人といると今後何が起きるかわかんないし。ここで揺さぶりは掛けず、またいざと言う時の極め技にとっておこう。
嫉妬深くて何が悪い。
end.
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