課長ダメンズ計画

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社内メールか?誰だろう? 知らない名前だ。 (加藤のことで話しがあるから、 昼休みの、12 時半に会議室で待ってます。) とりあえず、行ってみるか。 会議室のドアをあけた。 「課長、駄目じゃないですか。12 時30 分ピッタリですよ。」 「あ、ごめん、待たせたかな?仕事だと10 分前には、来るけど私用だよね。」 「だから、それが駄目です。 プライベートは遅刻してください。」 ?確か加藤の友人だったな。変な人だ。 「机の上は、整理整頓してます?」 「そりゃ、社会人として綺麗にはしてるな。」 「ハァ~。営業課長の机は、ぐちゃぐちゃですよ。いつも、大事な書類探し手伝わされて大変なんだから。」 「そりゃ、大変だね。僕からさり気なく伝えておくよ」 そうじゃなくって、話そらさないで下さいよ。 「課長、今日から机の上少し散らかして下さい。」 「それから、その髪の毛少し寝癖つけて下さい。」 「後は、もう少しだらしない格好とか? 雰囲気出せないですか?」 理解不能だ。 加藤も変わった友人を持ったものだな。 「君の言ってることの意味が理解できない。まるで、駄目な男になれって言われてるようだ。」 「ピンポーン!その通りです。 華の好みはダメンズなんです。」 課長、応援しますから、 華好みのダメンズを目指しましょう。 なぜか固い握手をして、ダメンズとやらになるように誓わされた。 騙されてるか?
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