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3 星のお墓
その日、リルちゃんは、まだ桃いろのカーテンの向こうが暗いうちに目をさましました。
こんなことは初めてです。リルちゃんはその大きなひとみをパチパチとさせました。これはどうしたことかしら。
ふと横を向きますと、ベッドのわきにある大きな窓に、だれかが座っています。
「あなたはだあれ?」
すると、リルちゃんの声にこたえるように、風がカーテンを舞いあげて、ふしぎなお客さんの姿を月あかりの下に照らし出しました。
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