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第1章 世界情勢
人類が少しづつ崩れ始めたきっかけは…
世界を牽引するアメリカの政策がほころび始めて来たからだ。
地球環境などどうでも良くなり…
未来よりも現在を優先するようになったからだ…
そんなアメリカは国民の大半が、代表であるフラワーキップ大統領の政権に不満を抱き…
亡命が後を絶たないでいた…
アメリカは遥か昔…
自由の国として、色々な国からの亡命を受け入れ経済大国となり、世界を牽引していた…
しかし、あまりにも思想が違う人間…
人種が増え過ぎ…
治安維持が出来なくなった。
それにより…
アメリカは自国民を守るため銃社会の確立を成立させた。
国民は必ず銃を保持しなくてはならない法案を可決し…
銃による治安解消を考えたのだが…
アメリカは簡単に言うと自分の身の安全は自分で守れと言う事を法案化したのだった。
そんな事から、アメリカ経済の支流は銃工場となり、国内はともかく中東や北朝鮮など危ない国から、銃の依頼で、生計を立てていた。
我が国ニッポンは、強制力がある国に従い落ち着きが無く…
今は、世界を牽引するアメリカ、チュウゴクの動向から政策を判断し、風見鶏のごとく巧みに動いていることだけを…
国民にアピールしているのだが…
ニホン国民は、成るように成るさぐらいの感覚で政策に対し関心を持たず生活格差は慢性化していた。
それは、全ての企業は完全歩合制を図り稼ぎがない者、出来ない者は切り捨て、優秀な者だけが優雅な生活をしていた。
これもアメリカの影響なのか?
2020年頃から急速に生活格差がはっきりし始めていた。
しかし、アメリカは銃世界が確立したことから、多くの国民が亡命を望んでいた。
亡命するアメリカ国民の大半の受け入れ先はチュウゴクであった。
国土が広い事から多くのアメリカ国民を受け入れたが、共産国家である事から、今後自由を奪われた亡命者の事を俺は何故か考えていた。
拝金国家であるチュウゴクであってもごく稀に金より友情を重んじる奴もいた…
そいつは、ジャンといい表向きはコンピュータエンジニアであった…
俺は、ニホン企業に勤めてチュウゴク支社でコンピュータウィルス対策をエンジニアのジャンと仕事をする仲であった。
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