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第2章チュウゴク環境状況
チュウゴクは大気汚染が深刻な問題となっていて…
郊外での生活は3時間が限界であり、それ以上の時間、郊外に居る場合は防毒マスクが必要となっていた。
郊外で仕事をする労働者は必ず防毒マスクを着用し国が管理しているが…
しかし…
国に利益をもたらす人間を最優する事から…
チュウゴクは世界でもっとも格差社会が激しい国となっていた。
郊外では高層ビルが立ち並んでいるが…
車道ではランボルギーニとリヤカーが並行して移動していた。
大気汚染の問題から…
上流階級の人間は高層ビルで暮らすようになっている。
それは、地球から離れるほど大気が汚染されていないからであった。
位が高い人間は平均300階建ての高層ビルにおいて、200階以上に住んでいた。
それが上流階級である証でもあった。
2010年頃から、チュウゴク都心部では青空が無く、陽の光はあるのだが常に鈍より灰色の空に、埃っぽい空気が蔓延していた。
50年が過ぎたが改善される事無く、悪化が続き大気汚染はとどまる事を知らず…
人間が死する程となっていた。
要因は、廃棄物であるプラスチック類が増え過ぎ…
急速に焼却設備を導入し、対応したが…
皮肉なことに、国は安全面である大気放出の煙りを管理せずに目先の問題を優先した結果…
チュウゴク都市郊外は、大気汚染が恐ろしい事態を招いていた…
そんな問題に拍車をかけるよう…
規制されているフロンガスも…
モラル無い人間が大量使用した結果…
オゾン層が完全に破壊され、紫外線と共におかしな物体が入り込んでいた。
下流階級の人間は地上で暮らしているが、防毒マスクを買えない者は、死んでいった…
そして、共産主義であるチュウゴクは恐ろしい国で意図的に下流階級の仕事を作り出し…
格差社会を生み出していた。
地上の人間は…
死する事から国は、下流階級の若者層の入れ替えを行なっていた。
俺の国ニホンはそこまででは無いが、貧富の格差から自殺する者が多発していた。
そして、アメリカからの亡命者も階級が与えられ…
チュウゴクでは自由が奪われ、常に監視されている事は当たり前であった。
しかし…
それでもアメリカ亡命者は安全を優先したのだが、皮肉な事に下流階級の人間は大気汚染により、寿命が短くなる事を考えていなかったのであった。
それでもゴミは増え続け、焼却し切れない事から廃棄物を農村地帯や山林に投棄し…
チュウゴク全土環境破壊が進んでいた。
そして海洋でも異変が起きていた!
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