4side萌花

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4side萌花

「モエカ グッモーニング 早く起きないと遅刻するよ」 アオメキバタンのカケルくんがケージから脱走して布団の中に入ってくる。目覚ましは5分前になった。 起きないわたしをカケルくんが毎日起こしにくる。 「おはよう。カケルくん。」 ふわふわ天パの髪がぐちゃぐちゃ。 昨日は遅くまで小学校低学年向けの勉強アプリを作成していて完成した後すぐにお風呂に入ってそのまま寝たせいだ。 今日、三ツ矢ゼミナールの小学部の部長にアポを取っている。 3時に伺う事にしているから朝ごはんを食べてからもう一度確認しよう。 起き上がって背伸びをして、カケルくんがわたしの肩に乗るとキッチンへ。 朝ごはん、昨日買って食べなかったサンドイッチがあるのを思い出し、冷蔵庫から取り出しパクリ。 それと、りんごを剥いてカケルくんとわけっこ。 カケルくんは自由なオウムだから私が仕事部屋に入ると自分でケージに入る。 特注のお城みたいなケージはおもちゃがいっぱいある。 小学校低学年向けの勉強アプリは、男の子バージョンは冒険、女の子バージョンはお姫様で作ってみた。 男の子バージョンが難しかった。 男の子が特に難しかった。 日本に来てから初めてやった《妖怪バッチ》を思い出し作り上げた。 妖怪はわからないから虫や動物の妖精を友達にする流れで、バトルの時に勉強の問題が出てくるようにした。 わたしながら良い発想だ。 答えのヒントも出るようにして、問題はランダムにでるようにした。 プチロールプレイング、ストーリーが気になり問題を解きたくなるといいな。
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