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〈不協和音〉
には、わりと早い段階から、
気づいていた。
洗い物やごみ捨てをしてくれることは、
ほぼなくなった。
でもそれは、前述したように、
できればでいい、だったから。
反面まぁ、
「いや、でも、帰ってきて、
洗い物あったりしたら、しんどいと思うから。
ボクに出来るの、そんくらいやし。」
その言葉は、紛れもなく、
キミがいってくれた言葉だったのになぁ、、
と少し残念には思ったかな。
生活は逆転。
仕事に行く前のお見送りもしてくれなくなった。
求めてしてくれてたわけじゃなかったけど、
いつもしてくれてたこと、
それは[元々そういう性格の子]だったわけじゃなく、
極めて、よい表現でいうなれば
[無理をしてくれてたんだな]と、
思いながら、
眠るキミをみながら、
複雑な思いにかられながら、
仕事に向かう日々。
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