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「ぐおおおおおおおおお」
と獅子王がさけぶ、どうやらゴーレムたちが攻撃を始めたようだ。
それでもまた1体、また1体とゴーレムが破壊されていく音が聞こえる。
そのたんびに妹の苦痛の表情が目にもみえて深刻になっている。
「無理するなよ」
「もちろんです」
妹のかわいらしい子顔が脂汗のようになっている。
「これ以上破壊されたら、お前がもたねー」
そういって俺は落とし穴の中から出て外に現れる。
「ま、まって兄さん、うちなら大丈夫だから」
「大丈夫じゃないんだろ、意思疎通をしたゴーレムが破壊されれば、術者だってダメージがくる、それが10体だったらお前は精神崩壊しちゃうぞ」
「そんなかんたんに精神崩壊するほど、やわな鍛えかたしてないもん」
「わかったよ、ここは駄人間代表の兄ちゃんにまかせな」
「うん」
俺はポケットからナイフを取り出す。
「さぁ、勝負だ獅子王」
「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
そお叫び声は生半可な声じゃくて、
縞々も湯の黒と白の虎のような存在、
それが像を2体合体させたよりも若干でかい、
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