第二十話獅子王との決戦

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「ぐおおおおおおおおお」  と獅子王がさけぶ、どうやらゴーレムたちが攻撃を始めたようだ。  それでもまた1体、また1体とゴーレムが破壊されていく音が聞こえる。  そのたんびに妹の苦痛の表情が目にもみえて深刻になっている。 「無理するなよ」 「もちろんです」    妹のかわいらしい子顔が脂汗のようになっている。 「これ以上破壊されたら、お前がもたねー」  そういって俺は落とし穴の中から出て外に現れる。 「ま、まって兄さん、うちなら大丈夫だから」 「大丈夫じゃないんだろ、意思疎通をしたゴーレムが破壊されれば、術者だってダメージがくる、それが10体だったらお前は精神崩壊しちゃうぞ」 「そんなかんたんに精神崩壊するほど、やわな鍛えかたしてないもん」 「わかったよ、ここは駄人間代表の兄ちゃんにまかせな」 「うん」  俺はポケットからナイフを取り出す。   「さぁ、勝負だ獅子王」 「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」  そお叫び声は生半可な声じゃくて、  縞々も湯の黒と白の虎のような存在、  それが像を2体合体させたよりも若干でかい、
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