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大きさ的には蜜柑箱のような感じで、
その箱の中にはびっしりと100万ティンクが入っている。
一つの箱に50万ティンクが入っているようだ。
ここの貨幣はやはりマッチョ君が描かれている貨幣とかばかりだった。
俺はそれをアイテムボックスにしまう、
「基本的には隣にある冒険者銀行に預けるのがセオリーじゃ」
「ああ、なにあったらこまるもんな」
「じゃがおぬしのように無限にしまえるアイテムボックスをもっているやつなら、冒険者銀行は使う必要がないとおもうぞ」
「それもそうだな、たしかに、だけどなにかにつかえそうだったら、冒険者銀行を利用させてもらうぜ」
「きっと利用することはないのだろうな、ふぉふぉ」
リーツギルドマスターがにかりと頷き、
こちらに親指をあげて、グッドポーズをとると、
俺はウィンさんにも軽く挨拶して、
たくさんの冒険者たちが、こちらに手をふりながら見送ってくれる。
ここがとてつもなく温かい冒険者ギルドなのだと、
このときの俺は思った。
あとはお世話になっている宿屋のおばちゃんのところに3人と1頭はダッシュしていた。
ちょうどそこには借金取り【腐敗ドラゴン】ギルドメンバーが10人くらいいた。
「おい婆はやくださんか、どれだけまってもあの若造たちはこねーぞ、俺様に従え、このシンネ様にしたがえ」
シンネと呼ばれた男性はなぜかリーゼントのような髪型をしている。
他の仲間たちは宿屋に迷惑行為して、
どうやら他のお客さんは出て行ったようで、
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