第八話レベリングいまだに続けてます

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一つが 〈狼の剣〉=〈狼の毛皮2枚〉+〈頑丈骨5個〉+〈狼の爪5個〉+〈鉄のインゴット2個〉 〈狼の杖〉=〈狼の毛皮3枚〉+〈頑丈骨10個〉  俺はサンドイッチを片手に、プラモデル製作の要領で、組み立てていた。  狼の毛皮はまるでごわごわしておらず、  なんだろうしっとりとした毛皮で、  頑丈骨はほんとうにさわってもにぎっても折ろうとしても、  びくともしない頑丈な骨だった。  狼の爪はとてつもなくするどいもので、  すこし鋭利な部分にふれると手から血が流れてくる感じなのだ。  鉄のインゴットは姉と妹がさわるととんでもなく固いものだ。  だが俺が触ると粘土のようにぐねぐねと変形させることができる。  そしてぐねぐねと変形させ、剣のカタチにし、  狼の毛皮をぐるぐるにまく、  柄のところが狼の毛皮でなじんでくると、頑丈骨と鉄のインゴットの融合をはじめる。  一部の骨細工の部分と鉄の部分の交わりにより、  剣というよりは、骨剣といったほうがいいものがある。  柄の部分はほぼ骨で、  あとは狼の毛皮でぐるぐるに巻かれている程度。  ようやく完成した。狼の剣。  作成時間は30分程度。  姉はその剣をみて目を輝かしている。 「すごいわよ」  と姉は子供のようにはしゃぐ、 
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