第十二話50万ティンクを稼ぎます

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 3人はしばらく歩いて、  後ろにそびえるアセロラン王国がなくなる恐怖を、  その身に感じていた。  俺たちの前に立ちはだかっているのは獅子王だ。  やつを倒さなくては、前に進めない。      その日から冒険が始まる。  まずは草原にてエッグボアがいたので片っ端から無双していく。  次にウェアウルフもいたので、片っ端から無双していく、  基本は姉さんの【狼の剣】がモンスターの頭に炸裂して、  ほぼ一撃で倒している。  いっぽうで【狼の杖】により魔法基礎が大幅にあがった妹は、  次から次へと爆撃機のごとく爆発魔法をくりだす。  モンスターが出るたびにそれとなく、俺はただ見ているだけという、  ちょっと情けない気持ちになる。  山のふもとに到達するまでは、永遠と思えるエッグボアとウェアウルフの大群ばかりで、  姉と妹が無双しているのをただ見ている俺という構図、しかも俺と姉と妹はパーティーを組んでいる状態なので、俺にもおこぼれというか、経験地が流れてくる。  なんか弟として兄として情けなく感じるしだいだが、  俺はようは最後の切り札だとおもってくれていいだろう。  山の麓の入り口、  その入り口は人がつくったようなものではなかった。  そこにはたくさんの山ゴブリンたちが巣くっていた。  たしかゴブリンは女性の敵で、人間の女性を襲って妊娠させて、ゴブリンを生ませて、また妊娠させてという、とてつもなく女性の敵である存在、
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