第十三話プラモデラーはFPSもやります

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第十三話プラモデラーはFPSもやります

 まず土地環境の把握、  天海の山の入り口に柵みたいなとりでをつくってしまったゴブリン30体の大群。  ゴブリンたちはそれぞれの生活を楽しんでおり、  狩をしてきたものは、奥さんらしきゴブリンににこにこしている。  だがそこに俺が登場することにより、   ゴブリンたちの平和は崩れ去るだろうし、  おそらく女性の人間を種付けの道具としてしかみていないゴブリンたちは、  いつか女性の人間が被害にあうまえに、  俺が粛清せねばなるまい、  ちょっとした差別だけど、  俺の力をためすのにもいいかもしれない、  現在創造スキルでオリジナルから複合創造したエッグボア、ウェアウルフの戦いか戦い方でゴブリン30体を倒せるわけがないとおもう。  なのでFPSの原理を利用する。  俺の武器はちゃっかりつくっておいた【狼のナイフ】だけ、  まずは岩の後ろに隠れながら、  ゴブリンの偵察部隊をよけていく、  または後ろにまわって首を両断する。  そのあと岩陰にゴブリンの死体を隠す。 「ふう」  と俺はため息をつくと、  また歩き出す。  ゆっくりとした歩幅で、  またゴブリンを発見、  後ろから首を両断、  さきほどの岩の後ろまでひきずる、  絶命したのか、ぽふんと消えてドロップアイテムだけとなる。  ドロップの品はのちほど確認するとして、  俺の無限大にはいるアイテムボックスに、とりあえずドロップアイテムをしまうこととする。  2体のゴブリンを殺した。  それもすごく気持ちの悪い方法で、  首を両断されたときのゴブリンたちの悲鳴にみちた恐怖の顔。    その顔を忘れることはできない、  見張りが全滅していることに気づかないゴブリンたち、  俺はにこにこしながら、どうどうと柵の隙間からゴブリンの巣に乱入するのだが、  ゆっくりと、抜き足差し足で、   ゴブリンたちにばれないように、  ゆっくりと建物の後ろを移動しながら、  とりあえず中に入る。
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