第十三話プラモデラーはFPSもやります

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 ゴブリンウォーリアーの巨大な槍のようなもの、  それをぐるんとふりまわすだけで、  風が風圧のごとく、  ナイトが俺になにかかける。それはネットゲームではよくある、ヘイトと呼ばれる。ターゲットを自分に向けさせるあるしゅの催眠魔法のようなもの。  俺はナイトに斬りかかるのだが、やはり小さなナイフ、盾ではじかれてしまう、  その後ろからウォーリアーが槍をなげてくる。  とっさに後ろによけるも、  右肩につきさあり、骨が折れる音、  砕ける音、 「ぎやああああ」  と俺は断末魔のような声をあげる。 「めちゃくちゃいてえええええ」  右肩から大量の血が流れる。   あふれる血をみて、  ようやく俺が生きていることに気づき、  ゴブリンウィザードがときはなった、炎の塊が俺の目の前に到達して、  俺を飲み込み、  俺の命を削ろうと、  ゆっくりとゆっくりと、赤くて、オレンジで、そして熱い炎の死神が、  きた。  そのとき俺は気づいてしまう、創造とはどういうこか、  創造師とはどういう職業なのかということを、  このとき俺は悟りを開いちまった。
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