第十六話過去を乗り越えろ

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 そこに1人のとても大きな男性がいた。  彼はお菓子をあげるから一緒にお店にいこうといった。  俺は拒否すると、  お前じゃない、後ろの2人だといわれた。  俺は2人をまもろうとした。  そして攻撃をしかけられた。  それはナイフのようなもの、  ほっぺたが切られた。  まだ俺は幼稚園。  こんなナイフをもつオトナとであったことがない、  俺はここで死ぬ。  そうおもった。    だが姉と妹が殺されること、  そのほうが自分が死ぬより耐えられないこと。    俺はもんどりうって噛み付いた。  その男は悲鳴をあげてにたが、俺のお腹にはナイフがつきささっており、  どうやら端っこのほうで、内臓に怪我はなかった。  姉が必死になって走り出し助けをもとめにいき、  妹は俺を介抱して、独自の治療とやらをはじめていた。    そのとき2人はたくさんないていた。  その日から俺は姉と妹に守られることがあり、  俺が姉と妹を守る機会はない。  俺の脳味噌を現実に巻き戻し、  現状を確認、
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