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第一話とりあえず高校に行こう
俺の名前は宮本功、普通の高校生で、
普通のネトゲオタクで、さらには普通のプラモデルの達人だ。
みんなからはプラモのオタクと呼ばれており、
プラモのパーツさえあれば、いろいろなところをうまく創意工夫して、つくりあげてしまうのだ。
「あ、やべ、昨日もプラモ作りすぎたわ」
「だから、イサオはダメなのですわ、お姉さまを見習って、寝る前に腹筋5万回やりなさい」
そう文句を言ってきたのは、妹である奈々子だ。
奈々子はとんでもなく賢くて、いつもクイズショーにでて優勝ばかりしている。
奈々子はいたってシンプルな妹ではない、
異常といっていいほどの妹なのだ。
「これこれ、私は昨日10万回腹筋をやりまして、寝ていないのですわ」
と姉である梨子がつぶやく、
梨子の恐ろしいことはあらゆる武術を網羅してしまったこと、
彼女はとんでもない怪力娘として一時テレビで激しく報道されたことがある。
姉にいいよる男性たちは最終的にはぼこぼこにされて半殺しにされるという、
末路をたどるのだが。
いつも俺が謝りに行くはめになるという、
それと梨子という姉は頭のねじがゆるみ、
すこし天然性も含まれている。
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