第二十四話絆とは悪と正義だったりする

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第二十四話絆とは悪と正義だったりする

「つまりね、君たち10人の腐敗ギルドメンバーたちを俺たちが雇うってこと」 「それは夢のような、勇者様のお手伝いができるなんて」 「あと質問だけど10人以外に仲間っているの?」 「おりません、あと数名がいたのですが、脱退してしまいました」 「よろしい、では、俺は君たち10人とシンネさんを雇う、君たちの役目は情報集め、とはいえ危険なことはしないように、君たちに戦闘力は哀しいかな、この中で一番弱い俺よりもよわいんだ」  それはシンネも同じだ。  ちゃっかり鑑定させてもらっていた。  彼らの平均レベルは10くらいとされる。  大人になってもそのレベルかよとおもうかもしれないが、  これが冒険する人と冒険しない人の区別のしかただ。  冒険をするといやがおうでもモンスターを倒してレベルがあがっていく、  しかし冒険をしない人は街の中でいろいろなクエストを発生させて、それをクリアして経験地をえていく、  俺の経験上〈ゲームの中〉だったら、クエストだけでの成長ははっきりいって難しいし、クエストだけでレベルが50いったとしても戦い方がわからないので、簡単に倒されるだろう。    まぁリアルなゲームの話だが。  だから、10人には無理をしてまでレベルをあげさせるのではなくて、  今後もアセロラン王国を影ながら守る軍勢にしようと、  そのときの俺はそう結論づけていたし、 「あれっすか密偵みたいな役割っすか」  とシンネがたずねてくると。 「そう考えてくれ、俺たちを影ながら見守ってほしい」 「それなら任せてください、やろう度も、女将さんに謝るぞ」
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