第四話売るより作って売った方が高い

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第四話売るより作って売った方が高い

えーと  今回のエッグボア狩りで手に入れた素材を確認することになった。  すべての素材は俺のアイテムボックスにぎゅうぎゅうに入っている。  どうやらアイテムボックスは無限といっていいほどの量のものをしまい込むことができるようなのだ。  それには俺としては感謝というか感激していたのだが、  どうやらそれは俺が創造師という職業医についているからのようで、  姉も妹も武器をいれたら、どんどん体が重くなっていくといっていた。  つまり俺は無限に運べるが、   姉とか妹とかはあまりいれすぎると体が重たくなって動けなくなるようだ。  これはいかに俺が見ているだけではないという戦いかたが試されるのだろう。  そんな意味の分からないことを考えていることがはずかしので、  一時的に考えを在庫の確認にかえる。 ――エッグボアのドロップ―― 〈骨200個〉〈毛皮30枚〉〈太もも肉50個〉〈頭10個〉〈輝石4個〉 ――――――――――――――  というドロップが現状で、  これを全部お店で売ろうとしたら、  全部で1000〈ティンク〉といわれてしまった。  ちなみにティンクとはお金の意味で、すべてのお金につける単位みたいなもの、    あと100ティンクで薬草を購入することができるし、  1200ティンクでlv10までの武器を購入できる。    なので僕としては高く売る方法があればと考えていたら、  ふとネットゲームのことを思いだしていた。  たしかネットゲームは自分で製作などをして転売したほうが高く儲かる、  そのように記憶している。  よって俺は今やるべきなのは転売に使う素材を集めることと、  そして転売にできる露天の確保だ。
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