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第十話テスト
俺たちはウィンさんにつれていかれた。
向かう場所がどこなのかはわからないが、
冒険者ギルドに入るためのテストがあるのだということしかわからない。
地下に続く扉を開くと、
ひたすら下り続けた。
おそらく地下5階くらいに達したころ。
大きな広場が見えてくる。
壁は茶色のようなレンガ細工になっており、
もし爆弾でもあれば生き埋め確実だろう。
その大きな広間にはたくさんの人々が武器と武器でぶつかりあっている。
それぞれが訓練しているのであろう。
そこには女性の冒険者や子供の冒険者、男やピエロのような冒険者たちが、ざっと20名くらいいることがわかる。
「なんだか私ぞくぞくします」
「姉さまの悪い癖です。全員をノックダウンさせたいなんていわないでくださいよ」
「全員を倒してみたい、弟よ交渉して」
「だれがするか、さっき奈々子が助言してただろうか?」
「朝ごはんはおにぎりがいいわ」
「人のはなしをきかんかい姉さん」
「ではこの扉を開いて中にはいるぞ」
とウィンさんが空気をよまず、
ぼろぼろヘアーの蜘蛛ぶらぶらヘアーはいまも健在で、
風にふかれたくらいでは消え去ることはないようだ。
その扉を開いたとき、むあっと鼻につくにおい、
それは汗のにおいあった。
いまはあれもしようしていない広場、
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