魔女と下僕

2/4
前へ
/4ページ
次へ
それなりに掃除のされた、だからといって物が多すぎて綺麗とは言い難い部屋の真ん中に大きなベットがある。 そこに眠っていた女性が、窓から差し込む光に目を覚ます。 「……来た」 ぽつりと呟くと、布団を投げ捨てて足速に部屋を出た。 「下僕よ!ついに100年経ったぞ!」 部屋には20代程の男性が朝ご飯の用意をしていた。 綺麗に拭かれたテーブルには、柔らかめのパンと紅茶が置かれていた。 「おはようございます魔女さん」
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加