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しかし何といっても席が隣なので、授業中にグループワークをするときも同じグループなので、関わりを無くすことはできなかった。
仕方なく話さなくちゃいけないし、どんな会話をしても結局いつもおなじみの言い合いになる。
俺と高橋のやりとりをみて、周りの奴らは相変わらず「仲が良い」と言ったが、俺は今まで以上にそう言われるのが嫌だった。
「二人仲いいね~見てて面白い」
学級委員の女子が俺らを見てそう言ったけど、俺は今まで以上に否定した。
「本気でやめて。俺こいつのことまじで嫌いだから」
「いや、そこまで言わなくてよくない!?え、ひどくない!?」
"嫌い"とまではっきり言うようになった俺に、高橋は相変わらず全力で言い返してくる。それもうざかった。
「うるさい、喋りかけてくんな」
「はー。むっかつくー」
そんな毎度おなじみのやりとりをみて、その風紀委員は微笑ましそうに笑ったが、俺は何が面白いのかさっぱり分からなかった。
俺はノリとかじゃなくて、本気で嫌って言ってるのに。
そんな俺の変化に、牧野や竹本は気付いたようだった。
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