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100万本のマーガレット
100回溜め息を吐いたら…この想いは消えるのでしょうか?
100回泣いたら…この想いは無くなるのでしょうか?
灯るはずの無い私の心に
あなたが恋の炎を灯した
年齢を重ねる事は、嫌な事では無かったのに
あなたに出会って足枷になった。
出会わなければ良かった…
思い出したくなかった…
苦しくて切ない想い
目が心が細胞があなたを求めて追い掛ける
これ以上は求めないから、好きでいる事だけは許してくれませんか?
あなたの姿をただ遠くから、見つめる事だけは許してくれませんか?
何故、今なんだろう?
何故、あなたなんだろう?
100回何故を繰り返しても、答えはきっと闇の中
咲くはずの無かったマーガレットの花が
私の心の中で咲いている。
風に揺れ、ひらひらと舞い散る花びらは
雪のように白く儚く空へと舞い上がる。
もしも願いが叶うなら、私のこの想いも天(そら)へと還して欲しい。
今、100万本の白い白いマーガレットが咲き乱れる私の心に、真っ赤な炎が揺れている。
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