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「なんなんだよ...こいつ」
落ち着け、落ち着け落ち着け、落ち着け、落ち着け。
「っ!!!」
ムカデの化け物は俺に向かって突撃してくる。俺はそれを交わし逃げ惑う。
そんな時間がどれだけ続いたか?
わからないが体力は限界だ。
化け物が突進するたびに地面が揺れて俺はこけそうになりそれを踏ん張るたびに体力が奪われてしまう。
爆発音とも言える大きな音。そして地面が揺れる。
それを繰り返すうち俺の体力は限界を迎えていた。
もうだめだ.....死ぬんだ......
死ぬと言う覚悟を決めた。その時だった。
何かが砕ける音が俺の耳に届きそして地面が揺れた。
そして、俺は見た。それを起こしたであろう少年の姿を
「.....正太?」
見間違うはずがない、白いパーカー、茶色い髪の毛、そして中性的な顔立ち。
そこにいたのは
間違いなく
俺の幼馴染だった。
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