もう1つの世界

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西城 歩は歩いていた、見慣れた道を歩き家に向かう。 「チッ、また壊れてる...何度目だ?」 とある店から苛立った男の声が聞こえる、どうやらモニターか何かの故障のようだ。それは店の中を見ればすぐにわかった。 歩く。街灯の明かりが奇怪な音を立てて消える。これも何度目だろうか? 横断歩道でふと周りを見れば急に止まったと思われる車がチラチラと見られる。 何度目だろうか?このような事故は。 何度目からだろうか?そんな事もよくある事として。 日常に変わったのは。
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