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「「コード」」
「望月 姫兎」
「西城 歩」
ほとんど同時にそこに声が響く
二人の体は薄れていきそこに吸い込まれる
意識が一瞬途切れるような感覚が襲い
それが終わった頃にはよく似た別の世界
「行くぞ、歩」
姫兎はそういうとテントから飛び出して外を見回す。
そこはひどい惨状だった。モニターのあったテントは潰れてあたりは戦争でも起きたかのような状態だ。何の幸運か、否護りながら戦い、別の場所に移動したのだろう。パソコンのあるテントは無事なようだ
「ひでぇ有様だ...あいつらはいないのか?」
歩は姫兎にそう問いかける
「探す」
それが答えだった。
「探すたってどうやって?」
歩は問いかける、そして。
「能力、お前も持ってるんだろ?」
歩は小さく頷く。
この世界に来た者にはこの世界での特権。能力が与えられる。
歩の場合は触れたものを自分の思うように書き換えるプログラム
そして、姫兎の場合は
「強奪小悪魔(ラブラビット)」
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