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ミハイルはミサキのワンピースを下に引っ張り、胸もとをあらわにする。うすピンク色のブラを、物珍しそうに二人は見つめていた。それが、ミサキにとっては恥ずかしくてたまらない。
「なるほど、乳房をこうやって保護するのですね」
「……いいな、コレ。一枚脱がすものが増えるだけで、随分いやらしく感じる」
「もう……」
アレクセイの手がミサキの背中に回る、そして……初めて見たとは思えないくらい器用にブラジャーのホックを外した。ミサキの乳房が、ぷるりとこぼれ落ちる。アレクセイはブラを押し上げ、ミサキを押し倒した。二人の視線が露わになった乳房に集まる……ミサキはいたたまれなくなって、顔を反らした。
「かわいい」
ミハイルはそう呟いて、そっと白く柔らかなミサキの胸に触れる。柔らかく揉み、鎖骨に口付ける。チリッという痛みを感じた後、ミサキの鎖骨にはミハイルのキスマークが残った。アレクセイも負けじと、ミサキの肌に口づけ、キスマークを付けていく。ミサキの肌は、二人の男が付けた『痕跡』がまるで花弁のようにちりばめられていく。ミサキがもどかしく体をよじると……ミハイルとアレクセイの二人は、その存在を主張する乳頭にちゅっと吸い付いた。
「ふあぁああっ」
「気持ち良いか、ミサキ」
ミサキが頷くと、二人は笑った。ミハイルは乳首に強く吸い付き、唇でやわやわと根元から絞るように食む。アレクセイは舌をとがらせて、かたくなりはじめた乳首を弾く。二つの体温の異なる感覚に、ミサキの背が震えた。喉を反らし、甘い声を漏らす。……欲しくて欲しくて仕方がなかった快楽だ。それを……二人の男が同時にもたらしている。体の中に降り積もる。
「ん、んぁあ……や、あぁ……」
ミサキが体をくねらせるたびに、柔らかな乳房が男を誘うようにぷるりと揺れる。その柔らかさがミハイルとアレクセイ、それぞれの頬を楽しませた。
その柔らかい……待ち望んだ肢体、楽しむ時間はまだまだある。思う存分高めて、ミサキに快楽をねだらせたい。その思いは、口に出さずとも二人は共通認識として理解していた。
ミハイルが、乳頭に軽く歯を立てた。ミサキは背を弓なりにして、びくびくと快楽に耐える。それを優しく労わるように、今度は乳輪を優しく舐め回す。熱を持ちぷくりと腫れている。ミハイルは夢中になって、音を立て吸い付いていく。
アレクセイは、舌で触れるのをやめ……指先で優しくくすぐっていた。中指と人差し指の間で挟んだと思ったら、人差し指を立て乳頭の溝をほじるように引っ掻いていく。乳輪を摘まみ、きゅっと頂を絞る。ミサキが赤らめた頭を振り乱す、唇を噛み……快楽に蕩ける吐息は、熱い。その呼吸を体の中にとどめるように、アレクセイは唇を塞いだ。もちろん、頂へ刺激を与え続けるのは忘れない。
ミサキは、舌を伸ばす。アレクセイのそれに触れ、ミサキから舌を絡みつけていく。アレクセイは少し驚いて舌を強張らせるが……すぐにその求めに応じた。顔を傾け、一分の隙なく塞いでいく。ミサキの甘い鳴き声は、アレクセイの腔内に響き彼の体の中に溶けていく。腰にびりびりと電気のような快楽が伝わり、下腹部は今までに熱を孕んでいた。
「ん、んぁあ……」
「いやらしいな、ミサキ」
「だ、だって……」
「こちらも、そろそろ欲しくて仕方がないんじゃないか?」
アレクセイは、短いスカートから伸びるミサキの脚をゆっくり撫でまわしていく。快楽に酔いしれるミサキは、慌てたようにスカートの裾を抑えた。
「や、や……だめ」
「ダメではないだろう? 欲しくて仕方がないくせに」
「ちがうの……だめっ」
「アレクセイの言うことに従いなさい、ミサキ」
ミハイルはスカートを押さえつけるミサキの手を掴み、頭の上でぎゅっと押さえつける。ミハイルの力は強く、いくらミサキが体をよじらせてもほどけない。アレクセイの手は、徐々にスカートの中に滑り込み……とろりと濡れた秘部に指先が触れた。
「やぁあ……っ」
「……お前、下着は?」
アレクセイの言葉には、どこか意地悪なニュアンスがこもっている。ミサキは恥ずかしそうに顔を伏せた。
「もしかして、一人でシテるときに脱いで……そのまま元の世界に置いてきましたか?」
「……」
ミハイルのその言葉に、言い返すことができないミサキは小さく頷いた。恥ずかしくて、沸騰しそうなくらい体が熱くなっていく。そんなミサキを尻目に、二人の男はいやらしく笑っていた。
「ここを、一人で慰めていたのか?」
「ずいぶんいやらしい娘になったんですね、貴女は」
「だってぇ……」
「いや、いやらしいくらいが丁度いい」
アレクセイが、ミサキの脚を大きく開いていく。襞は淫液でとろりと濡れ、かぐわしい香りを放ち、男を誘っていた。
「私たちのせいですからね、責任はきちんと取りますからね」
ミハイルは、ミサキの乳房に手を伸ばし汗ばみ始めたソコを柔らかく揉み解していく。アレクセイは秘裂を指先でなぞり……ゆっくりとナカに滑り込ませていった。淫らに濡れた秘部は、するりとアレクセイの指を飲み込んでいく。そして、快楽を乞うようにその指を締めつけた。
「ふあ、あぁあ……ん、んん」
「気持ちイイだろ?」
体の力が抜け、抵抗を見せなくなったミサキからミハイルは拘束していた手を離す。そして、両手で乳房を揉みしだく。ミハイルの手の中で形を変え、むずむずとしたささやかな快感がミサキの体を満たしていく。
ナカに埋まるアレクセイの指は、ゆっくりと動き始める。肉壁を擦りまわり、指を愛液に絡ませていく。触れれば触れるほど、ミサキの体はとろりと愛液を漏らしていく。表情を見ずとも、可愛らしい声を聞かずとも……その秘部の反応だけで彼女が感じているということがアレクセイにも伝わってきた。
アレクセイは指を曲げ、花芯の裏側……ミサキの感じやすいスポットをグリグリとこする。ミサキが腰を揺らして、びくびくと体を震わせる。軽く絶頂を迎えたのだろう、頬を上気させ、瞳は蕩けていた。アレクセイは指をそっと引き抜いて、べとべとに指を濡らす淫液を、ぷっくりと熱を持つミサキの花芯に刷り込んでいく。
「ぅあ、や、やだ……ん、あぁん!」
「嘘をつくな。好きなところだろう、ココ」
「だめ、違うの……!すぐイクから、だめなの……!」
「イイですよ、見せて……見たいです、貴女がイクところを」
二人の言葉や優しく、以前よりも甘い。その声がミサキの頭を溶かし、強張った体からはふわっと力が抜けていく。鋭い電気のような快楽がミサキの体中をしびれさせ、気付けばミサキは体を震わせ絶頂を迎えていた。
「ぅあ……はぁ……」
大きく呼吸をするミサキを慈しむように、ミハイルとアレクセイはその赤い頬にキスを落とした。その間も、ミハイルの指はクリクリとミサキの頂を摘まみ、アレクセイは花芯を弾いて……半分だけ覆っていた包皮をゆっくりと上に押し上げた。
「ふぁあ……っ」
「力を抜け」
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