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書記親衛隊の実態
秘密の扉を開くと…
「書記様っお疲れ様です!」
「あのぉ…書記様が食べたがっていた白熊屋のいちご大福を今回お持ちいたしましたぁ」
チワワ系少年や爽やか少年、内気そうな少年…色々なタイプがいて、一斉にこちらを見ている。
「隊長、視聴覚室及び準備室に盗聴機器類は仕掛けられていませんでした」
「ご苦労様。…書記様、扉と鍵はしっかり閉めましたか?」
「んっ」
「はーい。では各自自由にしていいぞー」
「イエーーイ!」
花が飛んでいた雰囲気が無くなり、各々自由に動き始めた。
筋トレをするもの、スマホでゲームをするもの、パソコンでデジタル入稿をしているもの、オヤツの準備をいそいそするもの。
「絶対、副会長×書記だって!」
「は!?副会長は受けでしょ?会計と実は従兄弟同士とかいい設定持ってんじゃん!」
「会計と絡んでいる時より、書記にオヤツあげているときのが優しい目をしてますけど!?」
カップリング論争を始めるもの。
「平凡だけど癒し系古典教師と一匹狼の甘酸っぱいラブ!たまりませんのぅ」
「鈍感教師←←←←一匹狼って感じが尊い」
窓から見える裏庭をバードウォッチングするもの。
あ、バードじゃないですね。
「風紀委員長のラブが進まない…次の新作が停滞してるよぉ」
ネタに頭を抱えるもの。
そう。生徒会書記親衛隊は…
腐男子倶楽部なのである!
といっても、一部は学園に蔓延るホモから身を守るために入ってるメンバーいるけど。
腐男子じゃないやつも親衛隊ごっこを楽しんだり、いつのまにか腐食されたりとかで仲良しだよ!
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