桜導学園秘密倶楽部

全力鬼ごっこ

「高校生にもなって鬼ごっこ…」

「黙れ。理事長からの指示だ」

「しかも生徒会強制参加かー。だるいよー」

みんなグデッとしているwwまぁまぁそんなこと言わずに童心にかえりましょーよwww
とりま、スイーツお兄さんの好感度を下げないようにハッキリ言っておかなければ。

「おれ、が…りじちょ、直談判した…！」

「さすがまこだな。これなら準備に時間がかからない」

「そうですね。単純でもあり、なおかつ交流もできる良案です」

「時間だけじゃなくお金もかからなかったしねー。こういうのも今しかできないしーたまには良いよねー☆」

ダレていたのが嘘のように、それぞれが俺の頭を撫でだした。イェーイww褒められたwww
まぁ俺だけの案じゃないけどwww

「でも風紀は警備にまわるから免除ってずるいよー」

「警備員だけじゃ全校生徒に対応できないから仕方ない」

「我々は今回そんなに準備とか無かったですし仕方ありません。外部生だけではなく在校生同士の交流も兼ねているのに、生徒会がブラブラしているわけにもいきませんし」

おうふw今度はため息つきながら、ずっと頭撫でられているww
俺が鬼ごっこ参加したいってだけで生徒会強制参加になっちゃったしー。申し訳ないから大人しく撫でられまーっすwww

「それにしても誰も鬼側になってないんだな。くじ運悪すぎ」

そう？wwどっちも楽しそーじゃんwww
逃げるの面倒ならすぐ捕まってダラダラすればいいんだろうけど、かいちょーも副かいちょーも負けず嫌いだからなー。かいけーは追われると逃げるタイプ。
みんな手抜きできないんだろーねww

「景品も俺たちからしたら別に魅力的じゃないしー。希望した人とチェキ撮れるって言われてもテンション上がらなーい！」

「俺はまこと2ショ撮る」

「この間出かけた時に撮ったじゃないですか」

「うっせ。じゃあお前は他に撮りたい奴いんのかよ」

「は！？いませんけど！！！？」

副かいちょーがキレて、らしくない般若のような顔をするもんだから、かいちょーはビビりながら謝った。
最近よく怒る？ことが多いし、情緒不安定なのかなー。心労増やさないように、良い子にしてよーっと。
そだ。時也パイセンんち、お茶の輸入とかもしてるから、リラックス効果のあるお茶探してもらおーかなwwたまには親孝行しよwww親じゃないけどwww副かいちょーはママだから(?)

「しょくどぅ…1ヶ月…無料、カード！」

俺はこの景品にテンションあがるよ！高級佐藤錦をふんだんに使った期間限定パフェも無料の対象だからねwwギリ次の期間限定、高級メロンタルトまで食べれる！！
スイーツお兄さんに頼めば好きなだけ食べさせてくれそうな気もするけど。景品という響きも大好きなのである！フンスフンス！

「そっかー。お互いがんばろーね」

ニコニコしながら頭を撫でているかいけー。
よく考えたらコイツ、同級生なのに俺の扱いが弟みたいな感じじゃん。

…。

……。

………甘やかされるのは嫌いではない。良しとするかwww