ブンブン文化祭

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スポットライトが気持ちいいゼ。 お金の暴力で完成したこの芸術作品を見よ! さて、俺がこの衣装を選んだ理由をまずは聞いてほしい。 どのクラスも小柄なカワユイ生徒が選ばれ、ショタの頃ならともかく成長期過ぎた俺がミスコンへ出るには不利なんて、代表を引き受けた時から気付いていたわけで。 そこで俺は考えた。 何を武器に戦うべきか…。いや、そもそも男は何に魅了されるか。 答えは簡単だ。 そう!おっぱいだね!! むしろ男だけではないかもしれない。 何故なら生きとし生けるもの、ママンのお腹から生まれその胸に抱かれ育つ。 つまり、生あるものが魅了されずにいられないもの。それは… そう!! お  っ  ぱ  い  だ  ね ! ! ! それに全校生徒が入れるぐらい大きいホールのステージに立つんだべ。顔の美醜なんて見えるわけないじゃん! 遠くの席まで魅せるには、目立つ衣装とリーサルウェポンとなるボディ。 つまり、おっぱいだ!!!!!!!!!! なんと幸運にも、秘密倶楽部メンバーの身内で特殊メイクを取り扱う人がいて、手伝ってくれることになった。 田口さんといって、自分の理想の胸を求めるうちに特殊メイクの道へと進んだ尊敬すべき方だ。 その人と夜通し熱く語り、ここに美しさと豊満さを兼ね備えた究極のおっぱいが誕生した。 するとこの胸に相応しい衣装が必要となるじゃろ? そもそも俺はおっぱいありきで、衣装案の会議で桐生くんが持ってきた高級ランジェリーブランドのカタログにあったチャイナ風ランジェリー上下セットを推したのだ! (あと、普通に着用モデルさんのおっぱいがその中で1番好みだったwww) 俺の情熱をみんなは快く受け入れてくれた。 まぁ…さすがにあのまま着用すると、普通に男の体には合わんので(チャイナ風とはいえブラだからね!)時也パイセンの紹介で知り合った本場の伝統職人さんとその高級ランジェリーブランドのコラボで、俺にジャストフィットなデザインをフルオーダーした。(なつみねーちゃんがww) 喉仏もちょい出てるので(あと倉知パイセンの噛み跡な!)チャイナカラーで隠し、肩とか関節とか男とバレる部分は袖のデザインやレースで誤魔化した。 それでも、完璧かと言われればもう一押し欲しい…ということで、どうしても誤魔化せない部分はゴージャスな宝石で視線を外す作戦。 髪飾りにも最高級のものを取り入れたせいで結構ズッシリしてしまったけも…それは我慢。 あとはプロに片足突っ込んでいるレベルのリンリンとミッチーのメイクで完成! 鏡に映る自分はどこから見ても完璧な… ママやん。 え、うそ。いくらママ似とはいえ化粧でこんなに似るもん? 理想の美女像作ったつもりなのに…やっぱ子供のせいなのかママより色気が足りないのが気になる。 これで勝つる!と余裕ぶっこいてたけも、仕草とか真似した方がいいな。うん。 長々と衣装(主におっぱい)への思いを語ったが、周りの反応を見る限り俺は間違えていなかったようだ。 時間ギリギリなのにかこつけて、他の出場者は舞台袖から登場していたのに、俺はホールの真ん中を堂々と歩いた。 これも作戦のうちで、まずは時也パイセン監修の遠くまで広がるのに不快感を与えないファビュラスな香りで視線を集めるのだ。 するとどうだろう。 この自慢の胸に視線が集中しているではないか。 フッフーンwwwいくら男同士のアッハーンが横行しているとはいえ、女に興味がないわけではないんだろうね!ドヤドヤァwww おっぱいは正義wwwはっきりわかんだねwww これはwww優勝も満漢全席もwwwいただきだねんwww 司会の人もどもりながら頑張って話しているけも、視線はおっぱいから離れないし! 「あの司会者はすごいな。俺だったら観客の目なんて気にせずにステージでブチ犯していた」 空閑パイセンが何か怖いこと言ってる…。もう近寄らんどこ…。 「…………」 アッ。この恐ろしい気配は倉知パイセンだわ。 絶対能面みたいな顔にしてゆ…怖くて振り向けない…。 なんであんなに怒っているんだよぅ…。観客の反応的に悪くない出来だよな? あっ…もしかして…倉知パイセンは…お、お… おっぱい小さい人が好きなんか!?(ガーン!!) そっかそっかー。俺は大きい方がポヨポヨ気持ち良くて好きだけも、ちっぱい好きもいるよねーwww人の好みはそれぞれ!ウンウン!! …アワワワ。何かさらに冷気が増えた!? なんで不機嫌なんよ…。 「あの…書記様…(ゥワッ、めっちゃ良い香りがする…)えっと観客席に向かって意気込みとアピールを…(ウハァ!背中の露出すごっ…綺麗…)」 意気込み? ウーン。何にも考えてなかったわ。 「満、漢…全席…。酒池、肉林…」 まぁ無口キャラだしこれだけで十分っしょ! もちろんアピールポイントはおっぱいなので、谷間を強調するのを忘れない。 「アアアアアッ股間がッ」 「ふぇえ…何かお股が痛いよぉ…」 「体が熱い…」 …あれま。予想していたより女体に対しての免疫が低い人が多いな。一気に前屈みになったわ。すまんの。 「…もう誰の目にも映らない場所へ監禁するしかない」 ぴえん。空閑パイセンの方から、またなんか怖いセリフが聞こえてきた…。 ちぇっ。パイセン達驚かせようと内緒にしてたのに、ウケ悪いじゃん。俺、結構イケると思うんだけどなー。 そだ!桐生くんなら褒めてくれるっしょww 最前席で応援してくれるって言ってたよなー。どこかなー。 …。 ……今、救護スタッフに運ばれた血まみれの人、桐生くんじゃなかった?
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