秘密の× ×

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わたしの幼なじみである 櫻田 裕貴 さくらだ ゆきは幼少期からずっとそばにいる 幼なじみで、家も隣同士。登下校も一緒。 保健室にだって迎えに来てくれる。 裕貴の関係は…ただの幼なじみ。 ただの幼なじみ。 「キスだけじゃ足りない。」 「…………欲求不満ですか。」 「寺澤も、物足りない顔してる。 あいつじゃやっぱり足りないか」 「だから裕貴は……高岸先生っ…!」 グイッと腕をひかれて気がついたらわたしの 背中はベッドに押し倒されていて。 「やっぱり寺澤は甘いな」 「…甘い?」 「いまは、俺以外のこと考えるの禁止」 「高岸先生が嫉妬してきたんじゃないですか。」 聞こえてきたのはいろっぽい溜息。溜息を放ったかと思えば高岸先生はネクタイを解きわたしの リボンを解いた。
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