イケナイこと。

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イケナイこと。

「おはよー。お二人さん」 「おはよ。志乃ちゃん。」 志乃ちゃんとは、わたしの斜め前にすわる 唯一本音をいえる友達。 白石 志乃 しらいし しの。 中学生のときから仲がよくて幼なじみの裕貴のことも知っている。 「あんたたちさぁ 朝から仲良いよね」 「それは裕貴が朝が弱いからだよ。」 「まぁ、手も繋いじゃって夫婦かよ」 「からかわないで志乃ちゃん」 「はいよ。ま、櫻田くんは美沙の王子様」 「志乃ちゃん。」 ぷくーっと頬を膨らませると志乃ちゃんは 「はいはい怒らないで」と言いながら ひらひらと手をふる。
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