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令和人
平安に
尊い命
受けてより
令和に開く
千年桜
けっして怪しの話ではない。
樹木自体の命の話である。
この桜は垂れ桜でぱっと目に艶やかで、樹齢千年以上と伺うと簡単に納得してしまい、日本人そして今が令和の時代だとして、押し寄せてくる何かがあるのだ。
桜に例えられるような人物群は、令和の時代では、アーティストと総称されて差し支えない
事だろう。
ギリシャ神話や中国の伝説では、花や木と化した人が物語られるが、日本人は喩えで充分とする。
桜の花のようなアーティスト達が、まだうっすらと寒い初春から百花繚乱の晩春まで、その個性を競いあってフィーバーする。
ライブでは熱唱するアーティストとファン達が、勢いのある和を現出する。
けっして平安時代にはなかった和楽である。
ただ、令和の時代に相応しく場を盛り上げる、そんなすべを春の桜に託すのだ。
桜はお花見の代表である。
千年桜ともあれば、万感胸に迫る。
人々もかくあれ。
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