エピローグ

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その夜。 男は村を襲った者達の所に1人で乗り込み、全滅に追いやった。村を襲ったのは村の近くに居地を持つ山賊だったのだ。山賊はこの男にされた事に対する逆恨みで今回の事を起こしたのだった。山賊の誰一人この男の事を知りもせずに事を起こし男の逆鱗に触れたのだった。 「あぁ……この男は、もしや……あの戦いで……1人で敵陣に向かい……壊滅させたって噂の……あの男だ!!」 山賊の1人がそう言うとそれを聞いた周りの者達は怯えたがそうとは知らずに喧嘩を売ってしまったので後戻りができず、一斉に山賊達はこの男に向かって襲いかかって行った。しかし、男は傷一つ付けずに山賊を壊滅させたのだ。 その出来事は【赤い月夜狩り】と言われ、旅人が立ち寄った先々の住人に話した事がきっかけとなり国中にまことしやかに噂された。 この出来事を起こした人物や詳細を知っているのは極わずかな人達だけだった。
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