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エピローグ
〜数年前の出来事〜
雨の中一人の男がしゃがみ込んでいた。
そして、 地面に横たわった遺体を抱き上げ
「……んでだよ……。なんで……なんでなんだよ!本当に俺は厄病神なのか……。」
男はそう呟いた。だが、その言葉にはなんの返事も返ってこなかった。なぜなら、周りの建物は無残に壊され、生きている人影はどこを探しても見つからなかった。
「俺が……俺が生きているからなのか……。」
この村を襲ったのはある者達がこの男を標的として起こしたものだった。村が襲われている時、男は他の村へと出ている時だった。この村は街からはだいぶ離れた場所に位置していたためにこんな事が起きているとは誰も気付かなかったのだ。
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