第5話奴隷を解放する②セボアの街

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「あなたはきっと人の姿をしたなにかなのね、だから同属を殺しても大丈夫なの、もし私が仲間を殺したら一生寝込むわよ、そして、ね、まぁいいわ、だから人間じゃないモンスターたちには優しいのね」 「彼らは純真だ。まっすぐにどうやって生きていくか、人間という天敵からどうやって逃げて、そして食べものをくっていくか、彼らこそこの惑星に住む価値のある生き物だ」 「はは、ちょっとうれしいかも、それにはヴァンパイアも含まれているのよね」 「もちろんだ。俺は、俺は人間をやめたいんだ」 「いつかその方法が見つかるわよ」 「そうだな、さて、そろそろつくから、無言でいよう」 「了解したわ」  目の前には大きな城壁が見える。   東門と呼ばれる門にたどりつく、  この街は北門、東門、南門、西門の四つの入り口がある。  夜になると城門は閉じられてしまうため、夜に入るためには一つだけ開いてある北門をとおるのがマナーとされており、  東門とかであけろ、おいと叫んで無理やりあけさせた場合、衛兵たちからあまりいい印象を与えないそうだ。中には不当に罪をきせられ捕まる旅人もいるとか、  それだけこの街での衛兵の役目は重要とされている。  まずはこの街の警備体制から、いろいろと調べる必要がある。    東門から衛兵がでてくると、  こちらをじいっと見つめている。 「そこのものとまれ」 「はい」 「はい」 「セボアの街に何用でまいった」 「俺たちは旅をしているものです。俺はこうみえても力があり、モンスター退治などをしております。ここにきたのは東の草原にあるとされえる薬草を集めることです」 「よし、とおれ、そこのローブのやつは」 「彼女は来る途中で男たちに襲われて、あやうく乱暴されてしまい女性としての尊厳をうしなうところで、ぎりぎりのところを俺が助けたのです。彼女はいまだれともおもに男性とは話たくないようでして」
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