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「あなたはきっと人の姿をしたなにかなのね、だから同属を殺しても大丈夫なの、もし私が仲間を殺したら一生寝込むわよ、そして、ね、まぁいいわ、だから人間じゃないモンスターたちには優しいのね」
「彼らは純真だ。まっすぐにどうやって生きていくか、人間という天敵からどうやって逃げて、そして食べものをくっていくか、彼らこそこの惑星に住む価値のある生き物だ」
「はは、ちょっとうれしいかも、それにはヴァンパイアも含まれているのよね」
「もちろんだ。俺は、俺は人間をやめたいんだ」
「いつかその方法が見つかるわよ」
「そうだな、さて、そろそろつくから、無言でいよう」
「了解したわ」
目の前には大きな城壁が見える。
東門と呼ばれる門にたどりつく、
この街は北門、東門、南門、西門の四つの入り口がある。
夜になると城門は閉じられてしまうため、夜に入るためには一つだけ開いてある北門をとおるのがマナーとされており、
東門とかであけろ、おいと叫んで無理やりあけさせた場合、衛兵たちからあまりいい印象を与えないそうだ。中には不当に罪をきせられ捕まる旅人もいるとか、
それだけこの街での衛兵の役目は重要とされている。
まずはこの街の警備体制から、いろいろと調べる必要がある。
東門から衛兵がでてくると、
こちらをじいっと見つめている。
「そこのものとまれ」
「はい」
「はい」
「セボアの街に何用でまいった」
「俺たちは旅をしているものです。俺はこうみえても力があり、モンスター退治などをしております。ここにきたのは東の草原にあるとされえる薬草を集めることです」
「よし、とおれ、そこのローブのやつは」
「彼女は来る途中で男たちに襲われて、あやうく乱暴されてしまい女性としての尊厳をうしなうところで、ぎりぎりのところを俺が助けたのです。彼女はいまだれともおもに男性とは話たくないようでして」
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