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第2話とりあえずモンスター集めます
テヌザワは湖の前で立っていた。
次の俺の衣服はどこかの放浪者という雰囲気をかもしている。
湖が俺を映し出すのだが、
俺の体はとても身奇麗にされており、
髭などは綺麗にそられている。
足もこの世界専用の靴らしく、
布と何枚かの材質でつくられた靴のようだ。
マントは茶色いもので、
とても分厚く、きっと弓矢すら通さないだろう。
顔はすこしほそ長い頬をしており、
昔はすごいぽっちゃり系でいろいろな人にからかわれたものだ。
さて出発しようかとおもったら、
目の前でスライムがこちらをじいっ見ている。
スライムは緑色のスライムで、
目が3つほどあり、その目は緑のゼリーみたいな体の中を移動し続けている。
ぐるぐると回転する目玉に、
俺はずっと笑顔で見ている。
「おい人間」
とそのスライムが唇を動かしてしゃべりだす。
スライムの表面に唇みたいなものが表示されるとはおもってもみなかった。
「なんだスライム」
俺は鑑定スキルがあるわけではないが、
見た目てきにスライムだとおもった。
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