第2話とりあえずモンスター集めます

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「そうだよなぁ、俺じゃあ、すぐにやられるし、なぁ考えたんだけど」 「なんでしょう」  俺は小声でスライムに告げると、スライムのオエイトンはびっくりの表情をしていた。  俺とオエイトンはとぼとぼと歩きながら、いろいろな景色を見た。  はるか北には山々がつらなり、巨大なドラゴンが飛翔しているのが見えたり、  大きな沼地を見つけたら、巨大カエルが巨大なハエモンスターを舌で食っているし。  人間とモンスターが戦っていたが、   戦っていた人が男性だったので、スルーして。 「ちょ、きみ」  と助けをもとめられたが、いまの俺では足手まといだし、スライムのとっておきを見せたくないしで、  笑顔満開で。 「すみません、とおります」  といってモンスターと冒険者てきな男性が、あ、すみませんといいながら戦っている。  そのとなりをスライムがジャンプしてついてくる。  しばらく歩くと、頭の中に変な地図みたいなものができあがる。  どうやら意識として頭の中に地図が表示されているようだ。  これならなくす心配もないだろう。  というかなくしたら、それは人生の終わりだといえる。  だって頭をなくすなんてどうやってなくせばいいのだろうと。  俺は苦笑していたら、  まぁずっと笑っているのだが、  スライムもどうやらにこにこと笑ってくれているらしい。  オエイトンという名前が不思議と武将のように聞こえるしで。  頭の中の地図をくまなく探し、
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