DV彼氏

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車に乗り込むと、彼の香水のニオイがした。 この香りは間違いなく「サムライ」。 当時の若者男子は、だいたいこの香水をつけていた。 私も好きな香りだったので、彼がこの香水をつけていたことに好印象だった。 この日は、急遽他に予定が入ってしまい2時間ほど車の中で話をした。 車中で話をしている最中、付き合って欲しいと告白された。 求められることに飢えていた私は、二つ返事でOKした。 しかし、この時点ではまだ初体験の相手であるHを引きづっていたので、彼に対しての恋心はほぼ0に等しいぐらいなかったと思う。 それでも、これも経験の内・・・ぐらいの気持ちで彼と付き合うことにしたのだ。 彼の告白を受け入れるとすぐにキスをされた。 Hとは違う、不格好なキス。 この時、私の気持ちは少しだけ高揚した。 案外、あっさりと経験値が上がっていく快感のようなものを感じたからだ。
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