夜の世界(街)へようこそ

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▲▽▲───── どうしてかな? すごく修也さんが上手だったのは......。 案外私はいろんな人としてきたけど、なにか修也さんは違った。 ぎこちないからゆっくりだから、慎重に大事にされるから......。 まるで本当に愛されてるような私は朝の八時に起きた。 ベッドから落ちた服を着て。 修也さんを待つ。 そのときに偶然過った......。 ただのフラッシュバック。 私は愛されたことがない。 私のお母さんはいわゆる遊び人。 お父さんに飽きたのかフラフラと他の男と寝る。 それは毎夜毎夜と男子交代制。 男に媚びを売ってだらしなく家に帰ってこなかった。 私が小さなまだ幼少期にお母さんが帰ってこないのが当たり前だった。 多分、4歳くらいから......。 でもそんなお母さんを見ていたお父さんもDVをする人だった。 私を“居ないモノ”として無視をするは、ご飯はないはで、散々苦労した覚えがある。 ......たしか裏の家の小母(おば)さんにもらってたな......。 なんか懐かしいなぁ......。 今では笑い話になる。 話の続きは......。 私は覚えてないけど、いつの間にかお父さんは遊ぶお母さんを見て、怒り散らし殴ったりしてたらしい。 きっとお母さんが帰ってこなくなったのはお父さんのせいっていうのもあるのかもしれない。 けど嬉しいことにお父さんとお母さんは 終幕した。 えっと......たしか。 久しぶりに帰ってきたお母さんをお父さんが殺しちゃったんだよ。 お父さんも私を忘れて自暴自棄。 そのあと両親を亡くした私はお母さんの叔母(おば)さんに親の代わりをしてもらった。 表面は愛されてる家、私は知らないフリをしていた。 叔母さんは苦しかったと思う。 亡くしたお母さんを思い出させてしまう。 いつも私が寝ている時間に泣いてた。 その罪悪感から高校に入って家を出た。 お金やご飯代は支給してもらってたけど。 それを考えると私はお母さんに似ているのかもしれない。 あんな最低な親になりたくない。 幸い親の美形を授かった私。 でもお母さんはあんなにもボン・キュッ・ボンだったのに! っていうのを叔母さんから聞いた。 正直私は胸が貧しい......。 そこは恨むべきだよね!!
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